『インターネットがつながらない』を解いてみよう-④住所不定じゃ繋がらない
前回微妙に用語が多く、本来これを書き始めた時に個人的目標にあげていた『何となくしか用語はわからなくても、ネットワークつながらない時の理屈を説明したい』という方針からずれていたので、今回は気を付けてあまり用語を使わず説明していくように頑張ってみます。
正直、ネットワークについて説明すると、理屈をわかるために苦労します。ネットワークはPC用語を理解して解説するしかないのですが、それがそういうことをわからない人の学習において壁になります。だから、まず理解するためにこんな例えを考えてみました。
インターネット=電車の路線
サーバー=総合商業施設
無線接続・有線接続=家から出る玄関への行き方
回線業者=駅までの道
プロバイダ=駅
PC、もしくはスマホ=自宅
こうやってとらえると
ブラウザを使ってgoogleのウェブサイトを見に行く
→自宅を出て道をたどり駅まで行き、電車に乗って総合商業施設に行き、買い物をして家に荷物を持って帰る
みたいな流れで考えていいと思います。詳しい人からしたら『それは違う』といわれるかもと思いますが、ざっくりとした理解という意味でとらえれば厳密には違っても概要は同じということで、許してもらえると助かります。
そしてここでいう自宅の住所に当たるものが【IPアドレス】というものになります。
細かく言うと多数の内容が含まれる【IPアドレス】ですが、ここでは『ネットワーク上の住所』と思っていいです。
ネットワーク上では身分を証明するために『自分の住所=IPアドレス』を必要としており、それを取得していない『住所不定者』はネットワーク上で他の人と通信をすることができないというルールになっています。
これらは触れることができない【論理的な自身の環境】になりますが、この感覚がわからないせいでネットワークが『よくわからないもの』になっていることから、これを理解しようという意識を持つかどうかがこの業界での学習を行う第一歩目を踏めるかどうかの瀬戸際になるほど大事な感覚です。